Here, There and Everywhere...

Nobody can deny that there's something there

等間隔の法則

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こないだの雨が嘘のように晴れ渡った週末。
井の頭公園を通りがかったら、等間隔にすわる男女の列を見て
森見登美彦の小説に出てきた「鴨川等間隔の法則」なるものを思い出して苦笑した。

鴨川に等間隔に並んでいる男女の群は有名である。
彼らが一定の距離を置いて並んでいることから、
一般に「鴨川等間隔の法則」という名で知られている。

夕刻に鴨川を出る孤独な学徒たちにとって、この不快な難問は解決されたためしがなく、
解決しようという奇特な人間もいない。

我々はしばしば幸せそうに並ぶ男女の間に強引に割り込み、
男女男女男女男女男男男男男女男女男女男女という「哀しみの不規則配列」を作ってみたが、
奴らは大して見栄えのするわけでもないお互いの顔面表皮を眺めるのに夢中で、
我々のいじましい苦闘など眼中になく、かえって深い痛手を負うのは我々であった。

太陽の塔 (新潮文庫)

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